平将門と瀬織津比咩(其の10)
「地神第二子白山瀬織津置倉宮ハ東馬場ノ麓宮ニ坐ス。東夷異国征伐ヲ為神宮ヲ東麓卜ス。託宣記曰、慶雲二年我大将軍為兇賊陣ヲ誅シ平グル。天慶年中官軍鎮飽一乗之法味勢力我勝。」 【白山大鏡】...
View Article平将門と瀬織津比咩(其の11)結
この羽黒山五重塔画像は「遠野なんだりかんだり」氏より、お借りしました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...
View Article「遠野物語拾遺132(女長者の没落)」
上郷村字佐比内の笹久保という処には、昔一人の女長者が住んでいたと伝えられている。その笹久保の前の稲荷淵のほとりに、かると石という大石が今でもあるが、これはその女長者の家の唐臼の上につけた重し石であったという。...
View Article白い獣
最近いくつか狐に関する記事を書いていたが今日、その狐に関する興味深い話を聞いた。遠野のある地域で白い異様な狐らしき獣が目撃されていると云う。狐より大きめの、アナグマでもタヌキでも犬でも無い、白い獣らしい。 色が白ければ、そのまま白狐となるのだろうが、普段から野生動物を見馴れている目撃者は、通常の狐の姿との違和感があるそうな。さて、その正体はなんであろう…。
View Article早池峰と沈む月
諸事情から、半年以上外に出て撮影する事が無くなっていたけれど、久々に抜け出して、夜の荒川高原へと行って見た。月が、早池峯方面へと沈む時間帯、のんびりとした空気を味わっていた。 月の反対側を見上げると、月光の影響を受けない夜空に、星が輝いている。 どうやら、天の川が昇って来たばかりのようだ。 早池峰と薬師岳のシルエット。
View Article「遠野物語拾遺239(安産呪禁)」
後産の下りるのが遅い時には、産婦の頭に甑を冠ぶせると間もなく下りるという。佐々木君の隣家の娘が子を産んだ時も、後産が下りなくて困ったが、村の老婆がこの呪禁を覚えていたので、難なく下ろすことが出来た。この呪禁の効き目は否と言われぬものだという。 「遠野物語拾遺239」...
View Article「遠野物語拾遺270(魂の器)」
盆の十三日の夕方、新仏のある家では墓場へ瓢箪を持って行っておく。それは新仏はその年の盆には家に還ることを許されず、墓場で留守番をしていなければならぬので、こうして瓢箪を代りに置いて来て迎えて来るというわけである。土地によっては夕顔を持って行く処もあるという。 「遠野物語拾遺270」...
View Article「遠野物語拾遺89(家の闇)」
前にいう砂子沢でも沢田という家に、御蔵ボッコがいるという話があった。それが赤塗の手桶などをさげて、人の目にも見える様になったら、カマドが左前になったという話である。 「遠野物語拾遺89」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...
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