寺沢高原からの八十八夜の二日月(2022.05.02)
新月から二日目の月を「二日月」と言う。ただ本来の「二日月」は8月2日の月の事らしいが。今回は、5月2日の月となる。そして2022年5月2日は、八十八夜。八十八夜の月にもなる。 二日月は「繊月(せんげつ)」というらしい。新月も含め、細い月の事を繊月と言うらしい。新月は眉月とも云われるが、繊月もまた細い眉を意図しているようだ。 この二日月を撮影したのは、寺沢高原から。...
View Article怪異「トコトコ」
これは、飲み屋で聞いた話である。遠野風の丘の職員が残業の為に遅くまで建物に残っていたところ、暗がりの中を下半身だけの物体が歩いていたそうである。下半身だけの妖をネットで調べると、上半身だけの妖が「テケテケ」と呼ばれているのに対し、下半身の妖は「トコトコ」と呼ばれているようだ。その「トコトコ」が、夜の遠野風の丘の建物内部に現れたようである。遠野風の丘の敷地内から猿ヶ石川を見下ろせばわかるように、この遠...
View Article月と早池峯
久々に、夜空を撮影してみた。まだ細い月が昇っている為、夜空の星もまずまず見える。月と早池峯を重ねるには、東側に位置して撮影すれば早池峯と月が重なる。北に聳える早池峯というイメージだが、その場合は手前に薬師岳が一直線に重なる。画像の様に、早池峯と薬師岳が並んで見えるのは、東側から眺めた場合だ。撮影の難しさは、月や星にピントを合わせた場合、早池峯が若干ピンボケになる場合がある。夜の暗がりでの撮影だから、...
View Article遠野不思議 第九百十二話「遠野三山の碑」
六角牛山の麓で、ある石碑が目に付いた。 それは、この石碑であった。六角牛山の麓であるから真ん中には「六神石神社」と刻まれ、左右には「早池峯山」と「石神神社」と刻まれていた。早池峯山にこそ神社とは刻まれてはいないが、紛れもない遠野三山神社の石碑である。ありそうでなかった遠野三山神社の石碑を、今まで気付かなかったのは残念だが、遠野三山を遠望できる上郷の地であるから、こういう石碑も建てられたのかもしれない。
View Article早池峯神社の桜(2022.05.06)
晴れ渡った遠野だった。気温も暖かく、心地よいドライブ日和だった。桜は殆ど散ってはいたが、早池峯神社方面はどうなっているだろう?という事から、早池峯神社へと取り敢えず行って見た。雲も無く晴れ渡った空に、早池峯&薬師が映えている。 小出辺りに来ると、まだまだ桜が咲いているのがわかった。 さて、早池峯神社である。 日差しが強い為か、境内の陰影というか強いコントラストを感じた。...
View Article「遠野物語」的情景
たまたま目にした情景が、まるで「遠野物語」的な情景だった。附馬牛の河童淵近くで白馬の親子が、川側の草を食んでいた。背後には、茅葺屋根の一軒家がある。その茅葺屋根の家の隣が厩らしいので、この馬はその家で飼われているのだろう。こういう光景が「遠野ふるさと村」という観光地ではなく、普通の場所で見られるのもまた遠野なのかもしれない。
View Article木蓮の花と「まよひが異聞譚」
『まよひが異聞譚』https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496427567289 ツイッターで、たまたま遭遇した漫画があった。それが「まよひが異聞譚」という、遠野のマヨヒガの物語だ。...
View Article金糞平の桜とマヨヒガ木蓮の確認(2022.05.07)
遠野の里の桜が終わると、気になるのは標高の高い位置に咲く、金糞平の桜だ。雲が多かったが、天気はまずまず良好だったので見に行ってみた。桜の花は半分散っており葉桜状態になっていたが、赤い葉っぱと重なって毒々しい強いピンク色に見えてしまった。道の状態は、金糞平近辺の道路はボコボコ。車高の低い車だと、底をかなりぶつけて走る事になるだろう。...
View Article夜のデンデラ野は幻想的で鹿だらけ
夜のデンデラ野の入り口の情景。星空が広がる空間でもある。ところが、デンデラ野の奥へと進むと星空の空間から、オーブの空間へとかわる。 そして、日本鹿の群れが…。殆どが子鹿のバンビばかりだった気がする。今年も、鹿の被害に苦しみそうである。
View Article山谷川からの星空
急にふと、山谷川の高原で星空の撮影をした事が無いと思い、行って見る事にした。この時期の天の川は夜中に見えるので、夜の11時頃に合わせて到着。ただ、まだ半月の影響が強い時間帯で、暗がりでも石上山はよく見えた。月の入りは、夜中の1時半頃。そこまで待つ気持ちは無いので、とにかく撮影する事にした。石上山方面も、星空は広がっていた。山の後ろが明るくなっているのは、どこかの街灯りだろうが、どこのだろうか?達曽部...
View Article感応院と黒い子供の影(其の一)
最近、ある話を耳にした。それは遠野駅の二階が「フォルクローロ遠野」というホテルだった頃の話である。ある人物がフォルクローロ遠野の駅構内側の部屋に泊まり、夜の遅い時間に窓から外を眺めると、何やら駅のホームに子供らしき黒い影がいたそうである。思わずカメラで撮影し、その画像をSNSに投稿したところ、かなりの評判を呼んだらしい。しかし現在、それをネットで検索かけてもその画像を見つける事が出来ない。YouTu...
View Article感応院と黒い子供の影(其の二)
昭和50年、近所の米屋さんが火事になった。その時にも「祟りでは?」という声が聞こえてきた。そして昭和54年、飲み屋街である親不孝通りに不審火が相次いで起き、人も亡くなった。それに伴いやはり「これは祟りだ。」という声が聞こえた。実は、この後に放火犯が捕まるのだが、感応院跡地にまつわる因縁から、祟りという言葉が発せられたのは当然の事だったろう。その当時、この辺の地区の区長は大正生まれの私の父親だった。そ...
View Article感応院と子供の黒い影(其の三)
遠野駅の二階で、かつてホテルだったフォルクローロ遠野は、2015年3月に営業を終了した。その数年前の2011年は、東日本大震災の年。その2011年の大震災後、フォルクローロ遠野には、被災地の報道の為に読売テレビの撮影クルーが滞在していた。その読売テレビの撮影クルーは、たまに遠野の飲み屋へと足を向けていたようだ。その飲み屋から聞いた話によれば、泊まっているホテルでたまに、子供のような黒い影を目撃してい...
View Article生後8ヶ月の猫を探しています。
生後8ヶ月の雌の子猫が、5月29日から行方不明になりました。名前は「ランちゃん」と呼んでいます。体には、マイクロチップが埋め込まれていますので確認できます。 もしも見かけた方は、 民宿御伽屋(0198-62-3862) 携帯電話(092-4555-5013) まで連絡をください。 よろしくお願いします。
View Article子猫が帰ってきました。
今(夜の8時前)になって、ひょっこりと子猫が帰ってきました。お腹がすいているのか、餌を一生懸命食べています。とにかく皆さま、心配おかけしてすみませんでした。そして、ありがとうございます。
View Article「奥羽怪談~鬼多國(きたぐに)ノ怪~」
東北六県に広がる怪談が、幾人もの作者によって書かれた共著『奥羽怪談 鬼多國(きたぐに)ノ怪』が刊行された。その中には遠野の話がある。それは以前紹介した事がある、昭和59年の水光園前の坂道での事故に関する因縁話が含まれる。
View Article「6月6日は、ろくろ首の日」
6月6日は、【ろくろ首の日】らしい。当初、候補は6月9日もあがっていたそうだが、6月6日に決まったそうだ。ところで、首が長くなるとはあり得ない話。有り得なすからこそ、首が長くなるろくろ首は妖怪なのだろう。...
View Article遠野不思議 第九百十三話「魔所(高室のソウジ)」
村々には諸所に子供等が恐れて近寄らぬ場所がある。土淵村の竜ノ森もその一つである。ここには柵に結われた、たいそう古い栃の樹が数本あって、根元には鉄の鏃が無数に土に突き立てられている。鏃は古く、多くは赤く錆びついている。この森は昼でも暗くて薄気味が悪い。中を一筋の小川が流れていて、昔村の者、この川で岩魚に似た赤い魚を捕り、神様の祟りを受けたと言い伝えられている。この森に棲むものは蛇の類なども一切殺しては...
View Article遠野不思議 第九百十四話「なでる牧場」
いつもと違う道に入ったら、今まで気付かなかった牧場があった。看板には「なでる牧場」と書いてあり、ポニーやヤギがいるらしい。恐らくふれあい動物園のように、頼めば中に入って触らせてくれるのだろうか。とにかく、たまたま目に付いた「なでる牧場」だった。しかし、よくよく見ると日本鹿やウサギもいるではないか。 看板に書かれているように、大ヤギやポニーは確かにいる。
View Article遠野不思議 第九百十五話「三石(さんごく)」
「上郷聞書(地名編)」によれば、来内小字三石は昔此の地に豆を撒いたところ、その中の一本が鎌で刈り取る事の出来ない大木になり、鋸で引き倒したとの事。それより豆穀三石を得、またその豆の茎で太鼓の胴を作ったと伝わる。江戸時代、米を計る単位に石が使用された。一石が100升で、重さが150キロ。それが三石分の豆という事だから、重さが450キロにもなる300升もの豆が獲れたという事。つまり簡単に言えば、作物が巨...
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