遠野不思議 第七百六十七話「あがりの家」
デンデラ野に行く途中の橋の辺りから見える竪穴住居みたい家は、数年前からデンデラ野に建てられていた。 デンデラ野の入り口の奥に、それはある。 何やら、怪しげな雰囲気を醸し出している。 内部では、火を燃やせるようになっている。 そして内部に入って「あがりの家」という看板を見、初めてこの家の名前がわかった。 近所に人達の憩いの場所のようである。
View Article「遠野物語111(デンデラ野)」
山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺及火渡、青笹の字中沢並に土渕村の字土淵に、ともにダンノハナと云ふ地名あり。その近傍に之と相対して必ず連台野と云ふ地あり。昔は六十を超えたる老人はすべて此連台野へ追ひ遣るの習ありき。老人は徒に死んで了ふこともならぬ故に、日中は里へ下り農作して口を糊したり。その為に今も山口土淵辺いては朝に野らに出づるをハカダチと云ひ、夕方野らより帰ることをハカアガリと云ふと云へり。...
View Article「遠野物語98(石碑)」
路の傍に山の神、田の神、塞の神の名を彫りたる石を立つるは常のことなり。 又早池峯山六角牛山の名を刻したる石は、遠野郷にもあれど、それよりも浜 に殊に多し。 「遠野物語98」 「遠野物語...
View Article「遠野物語106(共同幻想)」
海岸の山田にては蜃気楼年々見ゆ。常に外国の景色なりと云ふ。見馴れぬ都のさまにして、路上の車馬しげく人の往来眼ざましきばかりなり。年毎に家の形など聊も違ふこと無しと云へり。 「遠野物語106」 「注釈...
View Article「遠野物語」の世界を行く!土渕コース(遠野物語めぐり号?)
今日の遠野は、朝から雨が降っていた。泊った観光客は、自転車で遠野を巡る予定だったが、この雨なので、午前中限定で、土淵方面の「遠野物語」世界をガイドして回った。コースは下記の通りで、所要時間はだいたい3時間。 1.デンデラ野 「遠野物語111」 2.山口孫左衛門の稲荷 「遠野物語21」 3.妖狐の墓 4.水車小屋 5.ホウリヤウ 「遠野物語112」 6.相沢の滝...
View Article今日の遠野は穏やかな日
コスモスが咲いていた。他にも、いろいろな花が咲き、その周辺では虫が忙しく飛び交っていた。そしてそのまま水辺の方へと移動してみた。今日の遠野は、朝の一部に雨が降った所もあったようだが、日中は太陽も暖かく、穏やかな天気だった。
View Article雲多かりし遠野
実は、昨夜も客に天の川を見せようと寺沢高原へ行ったものの、霧深い中に、幽かに星が見えた程度で終わってしまった。寺沢高原の山頂は霧がかかっていたが、遠野盆地の全体的に雲が多く、星空は期待できない夜であった。 しかし、朝起きたら雲海が発生しているのがわかった為、客を起して雲海を見に行ったが…雲海の上も雲が広がっていた。...
View Article宗像の多岐都比売命トイウモノ
以前、多岐都比売命について書いた。それは、櫟谷宗像神社をきっかけに、三女神の違和感を書いたものだった。その違和感が、今度は能登の奥津比咩神社と辺津比咩神社とに感じてしまう。...
View Article台風の日(遠野)
台風の日、気になったので少し出かけてみた。ただテレビで放映される程の酷さは、遠野には無いように思えた。 猿ヶ石川は増水はしているが、溢れる心配は無いようだった。ただこの猿ヶ石川がアマゾンに思えてしまった…。 いろいろとゴミが流れている。 一部の道路では、かなり水が溜まっていたが、どうにか最悪の状況まではいかないようだった…。
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