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Channel: 不思議空間「遠野」 -「遠野物語」をwebせよ!-
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鍋倉山の桜、本丸跡のライトアップ

昼間に来た本丸跡だが、夜に再び訪れてライトアップしてみようと思っていた。例年のこの時期であるなら、鍋倉公園はカップルなどで賑わい、夜桜を撮影するには少々居づらいと思っていた。今年はウイルスの問題から、公園には人がまったくいなかったので、撮影も気兼ねなく出来たのだった。本丸跡の西の外れには以前、東屋があった。昭和40年代から、その東屋でいくつかの首つりがあった為に、いつしか幽霊話が出るようになったのだ...

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遠野不思議 第八百九十四話「火渡の石碑群」

遠野遺産に認定されている、火渡の石碑群。こうした石碑群は、遠野のあちこちにあるのだが、背景が田園風景となり、非常に景観が良いという事で、遠野遺産となったようだ。元々は、点在していた石碑をまとめたもの。場所は、附馬牛方面に向かい、遠野ふるさと村を少し過ぎたところにある。遠野遺産17号と記されている。色も形も大きさも、様々な石碑が横並びとなっている。

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穢祓の女神(水と風)

個人的には、岩手県の中心に早池峯が聳えていると思っている。その早池峯に坐すのは、瀬織津比咩という神名の穢祓の女神だ。古代の穢祓は、海に浸かる事から始まったとされる。それは水の霊力に期待してのものだった。その海の水は、川から注がれる。その川を辿って遡上すると山へと辿り、そして人々の目を惹く神々しい滝に出遭う。滝こそが、この水の流れの根源であるという感覚に支配された事からの水神であり、滝神であったと思う...

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「オシラサマ(桑という墓標)」トイウモノ(其の一)

先人の長年の研究からでも、未だにオシラサマの決定打が無いのは、あまりにもオシラサマの性格が多方面に広がっているせいもある。オシラサマはその性格の一つとして代表的なものが、養蚕の神としてのものだ。実際にも、伝わり語られる「オシラサマ」の話には、養蚕の起源譚が紹介されている。そしてまた遠野市上郷町来内の伊豆神社に伝わる伝承に、坂上田村麻呂と安倍宗任に関するものがあるのだが、その伝承は養蚕と結び付いている...

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子猫の情景

ひなちゃんという子猫が増え、合計三匹となって賑やかになった。子猫たちの遊んでいる姿は、見ていて飽きないもの。ただ、婆様猫となったミーだけはここに加わらない。やはり人間も猫も、歳を取るとこういうハイテンションの付き合いは、出来なくなるものだと思う。しかし本来、人間の子供も、子猫のように飛んだり跳ねたりして遊ぶのが普通であるべきだろう。例えば、子供の頃に野山のでこぼこの斜面を登ったり下りたりして遊んでい...

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「オシラサマ(桑という墓標)」トイウモノ(其の二)

桑の木の語源の前に、養蚕の先進地域である三河国に、やはり桑の木が墓標となっている話があるので紹介しよう。「今昔物語(巻第二十六)」「参河の国に犬頭の糸を始むる語、第十一」によれば、繭を飲み込んから大量の絹糸を出して主人を助けた白い犬が糸が尽きると共に死に、その白い犬を埋葬したのが桑の木の根元であった。白い犬というのは、蚕の白色にかけたものであろうか。オシラサマという呼称には、やはり白色が関係深いのだ...

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遠野不思議 第八百九十五話「早池峯の賽の河原」

早池峯山頂の手前にある、賽の河原。本来は祭礼の河原であったが、仏教の影響と共に賽の河原へと変化した。賽の河原というと、死んだ子供が行き着く場所というイメージが強いかもしれないが、こうした早池峯などの、山の頂などにある賽の河原は、特に子供というわけではなく、その地域の人々の死後の魂の行き着く場所という認識である。ただ地蔵信仰とも重なっている為に、子供の意識は確かに強いが、ある地域での賽の河原は「まだ花...

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聖地巡礼(遠野 宮守 白望山)

これは土曜日、日曜日と宿泊した客の話である。この客は、白望山に登りたいという希望をもって遠野を訪れた。実は、その前の金曜日にも遠野に宿泊し、白望山登山口の情報を聞きだそうとしたが、いろいろな関係筋に聞いてもわからなかったそうな。ある所からは、とんでもない道筋を教えられ、白望山登山口へと行き着く事ができなかったそうである。そこで土曜日に自分の宿へと泊まった際に、その道を教えた。しかし、初めて遠野を訪れ...

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遠野不思議 第八百九十六話「遠野守大権現」

これは遠野ではなく、盛岡市の手代森に鎮座する神社である。遠野と名付けられている為に、ここで取り上げようと思う。この「遠野守大権現」の由来は、平泉が源頼朝に攻め込まれ、源義経がその目を逃れるように、越後獅子姿となり手代森まで逃げ延びてきた。新山家では、源義経をかくまって、手厚くもてなした。源義経が新山家を去る時に、形見にと一幅の掛物と越後獅子の獅子頭を残して、北へと旅立った。鎧姿の源義経馬上図は、新山...

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猫仏

以前にも記事に書いたが、上郷町に「猫沸」と刻まれた石碑がある。恐らく遠野で、「猫沸」と刻まれた石碑があるのは、ここだけである。猫に沸騰の「沸」は有り得なく、恐らく「佛」か「淵」と間違って刻まれた石碑だと考えた。その後、陸前高田の猫淵神社へ行ってみると、社の内部には「猫佛様」と記された絵馬を発見した。その為に、遠野の上郷町の「猫沸」の石碑は「猫佛」が正しいのだろうと思った。しかし、",猫佛"とは何かが...

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遠野不思議 第八百九十七話「謎の遠野杉宮大神宮」

遠野杉宮大神宮という、聞き慣れない神社がある。これも遠野守大権現と同じく、遠野の地にある神社ではなく、沿岸の田野畑村島ノ越にある神社だ。取り敢えず、その由緒を紹介しようと思う。...

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遠野不思議 第八百九十八話「恐ろしい小豆洗」

旅人が山道を歩いていると、どこからか「シャキ、シャキ…。」と、小豆を研いでいるような音がした。旅人は、その音のする方向に近寄ってみた。するとそこには、小豆があちこちに散らかっていたが、音はしなかった。不思議だと思っていると、一粒の小豆が動き出し、その場から逃げた。旅人は、その小豆の後を追いかけて行った。すると、どこかの墓地まで来た。夕暮れの迫る頃であったので、恐ろしくなり旅人は逃げた。すると今度は、...

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悪霊のような座敷ワラシ

遠野早池峯神社では年に一度、座敷ワラシ人形なるものを販売している。いや販売という言葉は、語弊があるだろう。正しくは、神事によって早池峯大神の魂を入れた人形を、お譲りする。お金は、その神事に対する対価という事になるか。いつの頃からか、その人形を求める人達が急増した。恐らくバブルが崩壊し不景気風が吹き荒れてから、座敷ワラシ祈願祭で販売される座敷ワラシ人形の存在が認知され始めてからだと思われる。バブル崩壊...

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民宿御伽屋料金改正

2020年11月5日から、夕食の提供を無くするものといたします。これからは、朝食付きか素泊まりだけとさせていただき、料金も大幅に値下げいたしました。宿泊料金表(税込価格) 2020年11月5日より 1泊朝食付3.500円(税込み) 1泊素泊まり2.500円(税込み)

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蛇と猫と女神

画像は、瀬織津比咩を祀る銚子波分神社。元々この神社は、広大な北上川に面していて、船の安全祈願から建立された神社だった。しかし、いつの頃か養蚕を保護する神社に変わった。それは瀬織津比咩が蛇神でもある事から、蚕を喰らう鼠を捕食する守り神の蛇として祀ったという事だろう。ところがいつの時代からかわからぬが、蚕の守護が、蛇から猫に移り変わった。恐らく、蛇よりも親しみやすく飼い馴らせる猫に変更になったのは、時代...

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平将門の祭祀と瀬織津比咩の石碑

瀬織津比咩と平将門の関連をずっとし調べていたけれど、あるところから、この画像が送られてきた。ハッキリと平将門祭祀と刻まれ、中心に大きく瀬織津比咩の神名が。ただ、この瀬織津比咩の神名は「瀬織津比鳴」と刻まれており、珍しい表記となっている。そしてこの石碑の左右には、何やら恐ろしい文言も刻まれている。取り敢えず現在調査中で、分かり次第「平将門と瀬織津比咩」の続きとして書く事としよう。

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平将門と瀬織津比咩(其の十二)結(其の二)「瀬織津比咩神社」

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猫の怨念

「続・いわて怪談・奇談・珍談」という本に、雫石の猫の祟りの話が紹介されていた。簡単に紹介すれば、年越し用にと新巻鮭を買ってきたが、それを飼い猫に食べられてしまった。怒った姑は、その猫を金火箸で思いっきり殴りつけたと。暫くして、その姑が卒倒し意識不明となった。往診に来てもらった医者に診てもらっても、どこも悪いところが無いとされた為に、手の施しようがなかった。万策尽きたかと思ったが、易者にみてもらったと...

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雀と曲り家

昔は遠野市全体に茅葺屋根の曲り家が、かなりあった。それが時代と共にだんだん減っていき、今では観光施設管理の曲り家が殆どでは無いだろうか。たまに目にする曲り家は、屋根がトタン張りになっているものか、既に廃屋となっており朽ち果てる寸前の曲り家くらいか。消防法の問題から、茅葺屋根は火災の原因になる為に、屋根を茅葺屋根かせトタン張りにするよう、消防署から指導がなされていた。以前、茅葺屋根の曲り家を売りにして...

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あけましておめでとうございます(2021.01.01)

あけまして、おめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたします。ところで去年は、コロナの影響から店の売上が激減で、民宿の存亡の危機となっています。今年は、どうにかコロナ問題が落ち着いて欲しいと願ってはいるのですが、どうも先行きは明るくなさそうでどうしようかと。私的な話ですが、去年の秋過ぎに某出版社から声をかけていただき、今年は作家としてデビューする事をご報告いたします。本が売れれば、それだけ印税...

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