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Channel: 不思議空間「遠野」 -「遠野物語」をwebせよ!-
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遠野の女殿様、清心尼公の漫画「かたづの!」

原作中島京子、作画里中満智子による、遠野の女殿様であった清心尼公を主人公とした漫画が出版された。歴史ファンタジーと紹介されているように、河童や大蛇などが登場し、ファンタジー色は濃い。尚、作中に登場する南部氏に伝わる片角様は日本鹿の角であったとされるが、ここではカモシカの角として登場。その角のモチーフは、善明寺の「真似牛の角」を採用し、表現している。全体的には、女の生き様を中心に描いているように思え、...

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春の早池峯神社ガイド

宿泊客の希望から、早池峯神社へと行く事になった。しかし天気も良く、気温もそこそこ高かったので、荒川高原へと寄り道する事にした。耳切山経由で行ったが、途中から早池峯と薬師岳の、まだ薄っすらと雪化粧が残っている姿が見えて来た。辺りを見ると、殆ど雪が溶けているように思えた。こうなると、どこまで雪が溶けているか確認したくなってくる。 日陰部分には若干、雪はあるものの、かなり荒川高原の上まで車で行ける。...

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鈴鹿権現と瀬織津比咩(其の十 結 補足)

今まで瀬織津比咩と鈴鹿御前の結び付きをいろいろ調べ考えて来たが、ある書物にこう書き記されている事を、知ったばかりだった。それは、鎌倉時代初期に成立したとされる歴史物語である「水鏡」だ。そこに、五十鈴宮である伊勢神宮を「伊勢スゞカノ宮ノ神」と書き表している。先に「すず」は「清水」でもあり、清らかな水全般を示す言葉でもある。また伊勢神宮の別名"五十鈴宮"も五十鈴川の上流でもあるのだが、この五十鈴とは天照...

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御堂巡り

今日は、客のリクエストから「貉堂」「カクラ堂」「不動堂」へと行ってきた。画像の貉堂は、「遠野物語拾遺187」の舞台となる曹源寺の敷地内にある。歴代の住職を食い殺してきた悪しき貉を、貉から生れたとされる無尽和尚が退治するという皮肉な話でもある。貉堂の内部は「貉大権現」として、神として扱われているのは、再びの祟りを恐れての事か。...

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河童から蛇神へ

今日も、空いた時間で観光客をガイド。真っ先に行ったのは、穴あき淵という河童淵。淵のすぐ脇に鍾乳洞があり、画像はその岩穴の真上から撮影した穴あき淵。穴の奥を、水に濡れないよう撮影しようとする観光客だが、位置的に濡れないと奥は撮影出来ないのであった…。 次は、河童の本拠地の池。到着と共に、何かが水に飛び込み、大きな波紋がたった。...

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遠野桜終焉

昨日、猿ヶ石川沿いの桜を確認すると、花が散り始めてはいるものの、それでもかなりの花が咲いていた。これなら明日も、どうにかと思っていたが…。今日、どうにか日中に時間が取れて、桜を撮影しに行ったら…見事に花が散っていた。恐らく、夜の間に殆どが散ってしまったのだろう。それならばと、遅咲きの桜を確認しにいった。遅咲きの桜を見に行くと、花吹雪の真っ最中で、どうにか花も見る事の出来る程度に咲いていた。とにかく、...

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野原に屹立する一本の枝垂れ夜桜

夜になり、ある野原に咲く一本の枝垂れ桜へと行って見た。この枝垂れ桜は、遠野の里の桜が散った後も、どうにか花を咲かせていてくれる遅咲きの桜だ。盛期は過ぎているものの、どうにか桜の花をたたえていてくれている。 陽は落ちたものの、写真で撮影するとまだ太陽の光の名残を示す明るさの空色となっている。 この野原で、圧倒的存在感を示す枝垂れ桜が、若干の灯りによって妖しく浮かび上がる。...

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遠野不思議 第八百七十九話「猫多発地帯」

動物の飛び出し注意標識は、岩手県では殆ど鹿の姿が描かれている。これが関東方面へ行くと、狸となるようだ。遠野の観光地として紹介されている河童淵の近くには「河童飛び出し注意」という洒落で作られた看板がある。それでこれはというと…地域で作られた看板の様。近くに猫を飼っている家が多いのか、はたまた野良猫が多いのかはわからぬが、どうやら猫多発地帯の為に作られた「ネコ飛び出し注意!!」看板であるようだ。昨日、一...

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早池峯山遥拝所 其の七(物見山)

城下町であった遠野の町の南に聳える、物見山。名前の通り、物見が成された山であったようだ。ただ、ブログ上で、ここの分類を少々迷った。館跡でもあるが、奇石の紹介ともなる地でもあるのだが、遠野の西に聳える別の物見山と似たような形式になる為、取り敢えず早池峯遥拝所として紹介する事にする。この遥拝所には、人工的に見える巨石が転がっているように見えるが、実は石の流れの向きが、早池峯の北を向いている。これは、西の...

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河童と瀬織津比咩(其の十五)

河童という存在が全国に広がったのは江戸時代からというが、まず先に「川には、河童トイウモノが棲んでいるらしい…。」という様な話が全国の庶民の間に拡がったものと考えている。それから不確かな河童の存在が水辺に生息する生物と重ねられて、誤った河童像が出来上がったのかと思う。何故なら、絵などの記録に残る河童の色や姿に統一性が無いからだ。例えば遠野には昔、川側に生息している猿を淵猿と呼んだというのだが、いつしか...

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仙人秘境を行く

久々に仙人峠へと来て見た。そして、旧仙人峠の看板を見てみたら…なんと「仙人峠秘境」と記されていた。遠野の中で"秘境"と示されているのは、ここぐらいではなかろうか?仙人峠を歩いて越える道は、この看板に向って左側を歩いて行く。しかし以前に走破しているので、今日は違う道を行ってみたい気になってしまった。それは看板に向って右側に、沢が流れている。その沢を溯上した事が無いので、行ってみる事にした。...

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遠野不思議 第八百八十話「自然石の白壁の水路」

早瀬川源流に近い場所、もしくは観音窟側の沢が、このような白い石に覆われた水路の様になっている。以前から気にはなっていたが、今回こうして真面目に眺めて見た。とにかく、水が綺麗だ。 白い岩の上から撮影した画像。 イワナも泳いでいる。 始点は、やはり白い石に囲まれた滝から始まっている。...

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遠野不思議 第八百八十一話「白龍権現社(来内)」

来内地区に、二つの白龍権現社がある。これは、そのうちの一つ。詳細は不明だが、別の白龍権現社は、白蛇を殺したので祀った…と云われるが、やはり詳細は不明。白蛇というと、例えば山口県などのアオダイショウのアルビノ種が天然記念物になっているなど、どちらかというと白蛇は西日本に多い。しかし、東北であり、岩手県の遠野では白いツキノワグマなどは捕獲例もあるが、白蛇の目撃、もしくは捕獲例を聞いた事が無い。ただ気にな...

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遠野不思議 第八百八十二話「七折の滝」

この滝は、自分が勝手に命名したもの。当初、五折の滝かと思っていたが、こうしてよく見ると、七折でよいと思う。昔、台湾へ行った時七折れの橋というものがあった。七つの角が、厄を祓うという道教を取り入れた橋であった。北斗踏みという道教の信仰もあり、七つに折れるとは北斗七星とも重ねられていた。日本に於いても北斗七星は、信仰の対象。当初の五折れより、やはり七折れの方が縁起が良いだろう。七折の滝は早池峯の麓、大迫...

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蛇退治

大蛇を退治する。古くは「古事記」の素戔男尊の八岐大蛇退治に始まるが、民間での意識は「蛇は陰湿なので祟る。」という意識が流布している。祟る生き物として他に、狐だったり猫も登場するが、どれも陰に属する生き物である。陰陽五行で陰に属するのは、女となる。その女と、蛇であり狐であり猫は、しばしば重ねられ、昔話などにも登場する。異類婚の話の大抵は、男が人間で、女が実は人間では無く、狐だったり、蛇だったりする。そ...

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荒川高原に、牛馬放牧され始める。

新緑の時期になり、荒川高原に牛馬が放牧され始めた。5月25日の好天の中、トラックに運ばれて牛馬が放牧され始めている。 雪融けが済んだ荒川高原に、彩られる馬たち。 仔馬は二頭ほどいた。 これで荒川高原の景色も、味わい深くなる。 そして、牛も。 牛は、耳切山から荒川高原にかけて放牧され始めていた。 早池峯と薬師岳が、頭だけ覗いている。...

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遠野不思議 第八百八十三話「自然の避難小屋」

早池峯を遠望できる広い野原に、一本の大きな木が自己主張するかのように立っている。その木の根元は、大きな室になっていた。内部は大人三人は入れるほどの広さ。もしも雨が降って来ても、この木の中でやり過ごせるような、自然の避難小屋のようである。早池峯の見える景観の良い地の、天然の避難小屋。ポイントが高い。

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早池峯山遥拝所 其の八(物見山(種山))

遠野には、物見山が二つある。一つは、遠野市街の鍋倉山の背後に聳える、物見山。これは、小友町からは長富士とも呼ばれている。そしてもう一つは、その小友町の西南に聳え、住田町と江刺市と境界を分ける形で聳える物見山。別名「種山」と云う。種は山伏用語で鉱物を意味し、古来から金が採掘された山であったようだ。標高は807.6メートルと、それほど高い山では無いが、周囲に高い山が無い為、360度に渡って見晴らしが良い...

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遠野不思議 第八百八十四話「宇迦神社(高坪)」

宇南大権現(虚空菩薩)を祀る。創建は不明ながら、延宝九年(1681)九月五日の棟札がある事から、それ以前には既にあったようである。現在は田圃に囲まれている社ではあるが、17世紀の頃はどうだったのか。その当時に田圃が無かったとしたならば、溢れる川の水神として祀っていたものだろうか。境内には、七基の石碑が建てられている。九月の第一日曜日を例祭日として神事があり、しし踊りを奉納している。どうやら明治時代に...

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遠野不思議 第八百八十五話「蛇眼の滝」

目玉の様な岩がある。この地には蛇の伝説がある事から、この岩が"蛇の目"もしくは"蛇眼"と、誰しもが思っていたようだ。この蛇の目の岩は、滝と一体になっている。蛇の滝であり、蛇の目の滝であり、蛇眼の滝でもある。

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