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今日は、客のリクエストから「貉堂」「カクラ堂」「不動堂」へと行ってきた。画像の貉堂は、「遠野物語拾遺187」の舞台となる曹源寺の敷地内にある。歴代の住職を食い殺してきた悪しき貉を、貉から生れたとされる無尽和尚が退治するという皮肉な話でもある。
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貉堂の内部は「貉大権現」として、神として扱われているのは、再びの祟りを恐れての事か。
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そして、オシラサマの対と為る堕天使のようなカクラサマを祀る「神楽堂(カクラドウ)」へ。その正体は、未だにハッキリとはわかっていない。
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そして、白滝の側にある不動堂へ。いや正確には白滝神社であり、早池峯の女神が祀られていた。
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内部に祀られる不動明王像は、早池峯妙泉寺にあった不動三尊の一つで、明治になり政府の神仏分離政策から、早池峯妙泉寺が早池峯神社となる為に、仏教色を一掃する事になった為に、琴畑の住民が早池峯神社へと赴き、授かって来た不動明王像。この像は当初着色はされていなかったようだが、昭和時代に管理していた爺様が勝手に着色した後に、変死した事から"早池峯の神の祟りじゃ!"と騒がれた曰くつきの不動明王像でもある。
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その後に、離れ森へと行ってきた。ここは「遠野物語34」に、夜に現れた髪の長い女の話と、深夜の女の叫び声などの記述がある場所でもある。また「遠野物語拾遺8」では、山同士が丈比べをしているうちに夜明けが来たので止まったとの話が伝わる。また延長して、白望山登山口から、金糞平へも行ってきた。
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そして帰り道、車の窓を開けて望遠レンズから山に咲く桜をズボラ撮影したのが、今年初めての桜の撮影となった。なかなか時間が取れず、遠野の桜も散り始めているが、まだまだ間に合う桜もあるので、どうにか時間を見つけて桜を撮影しようと思う。