遠野不思議 第八百四十話「大鶴堰」
この水路は大鶴堰と呼ばれ、音楽石という橋がかかっていたとされる。伊能嘉矩「遠野くさぐさ」によれば、天台宗の積善寺が盛んな時、この大鶴堰で祓の行事で、天児を流していたと伝えられている。...
View Article【決して報道されない映像】捏造偏向報道のマスコミに対して再び。
前回の、民主党政権から自民党政権に変わる時も起きたが、今回も、余りに酷い捏造偏向報道を行うマスコミに対して、民衆の怒りが爆発した。...
View Article三途縄トイウモノ
又同じ人、ある夜山中にて小屋を作るいとま無くて、とある大木の下に寄り、魔除けのサンヅ縄をおのれと木とのめぐりに三囲引きめぐらし、鉄砲を堅に抱へてまどろみたるしに、夜深く物音のするに心付けば、大なる僧形の者赤き衣を羽ばたきして、某木の梢に蔽ひかかりたり。すはやと銃を打ち放せばやがて又羽ばたきして中空を飛びかへりたり・・・。...
View Article「遠野物語拾遺180(侵入する蛇)」
数年前、栗橋村分の長根という部落でヒラクゾの某という若い娘が、畑の草を取っていながら、何事か嬉しそうに独言を言って笑っているので、一緒に行った者が気をつけて見ていると、何か柴のような物が娘の内股の辺で頭を突き上げて動いている。それは山かがしであったから、人を呼んで打ち殺したという。...
View Article遠野不思議 第八百四十一話「大聖不動明王像」
早池峯妙泉寺が開創当初、大黒坊と名付けられ、開山慈覚大師が自ら不動三尊と大黒一尊を刻み本尊としていた。明治維新後排仏棄釈により妙泉寺が廃寺となった後に、大慈寺に奉納されたという。しかし、2011年の震災の年に大慈寺は火事で燃え、この大聖不動明王像も燃えてしまったようだ。ところで早池峯妙泉寺の不動三尊の一つは、大慈寺。一つは、琴畑不動堂。もう一つは、どこに持ち込まれたのであろうか?
View Article「遠野物語拾遺196(狐に都合の良い場所)」
遠野の大慈寺の縁の下には狐が巣をくっていた。綾織村の敬右衛門という人が、ある時酒肴を台の上に載せてそこを通ったところが、ちょうど狐どもが狐嫁取りをしていた。あまりの面白さに立って見ていたが、やがて式も終わったので、さあ行こうとして見たら、もう台の肴は無くなってたそうな。 「遠野物語拾遺196」...
View Article暖かく暇な情景
2011年、3月11日の大震災以来、暫く食堂を休業していたが、12月という忙しない時期に、何故か再開してしまった。観光客も期待できない時期なので、昼間でも暇な時間が、かなりある。その食堂部の床には床暖房が効いている為、暖かいから猫は、一日中床にゴロゴロと寝そべっている。 猫は、テーブルの下でもゴロゴロと。逆に、猫好きの客は、猫の居る場所に座ろうとしている。
View Article「マツコの知らない世界(自分の知らない世界)」妖怪の姿
この年の瀬に、帰省した娘から教わった動画がある。なんでも「マツコの知らない世界」という番組に、娘が映っているとの事。その内容も・・・「妖怪の撮影に成功」したというものだった。...
View Article明けましておめでとう(2015.1.1)
今年の初めは、やはり早池峯神社から。実は、早池峯神社に行きたいという客を連れて、31日の11時半頃に店を出発した。早池峯神社へは丁度、年越の12時に到着するように合わせたものだった。 冬の為なのか初詣客は、御手水に殆ど立ち寄る事は無かったよう。 しかし普段は、遠野の町に比べて早池峯神社の空気は凜として冷たく感じるのだが、今年は暖かかった。そのせいか、御手水の水も冷たく感じなかった。...
View Article「早池峯大神と鬼やらい」
年末29日、30日に泊った客に「31日は何処で年越をするのです?」と聞いたところ「秋田です。」という答えが返ってきた。なんでも、ナマハゲを観に行くのだと。そして年明けの元旦には山形県に移動して、アマハゲを観るのだそうな。秋田のナマハゲも、山形のアマハゲも呼び名は違うが、似た様な民間行事である。...
View Article「遠野物語拾遺277(七草の唱え)」
正月は三日が初不祥の悪日であるから、年始、礼参りなどは一日二日で止め、この日は何もしないでいる。そのほかの正月の行事、または七草などの仕方は、他の地方とあまり変らない。七草を叩く時に唱えごとは、 どんどの虎と、いなかの虎と、渡らぬさきに、なに草はたく。 というのであった。 「遠野物語拾遺277」...
View Article「遠野物語拾遺238(オビタナ)」
馬を飼っていない家では、オビタナを持って迎えに行く。オビタナとは児を背負う時にする帯のことをいい、この時に持って行ったオビタナは、子供が生まれたら神社か村の道又まで持って行って、送り返さなければならぬ。 「遠野物語拾遺238」...
View Article小寒
小寒は寒の入りとも云い、寒さが極まる少し手前の頃であり、それが今日1月6日となる。「寒」は1年で最も寒い時期を意味し、小寒である寒の入りから約1か月、立春までを云う。「小寒の氷、大寒に解く」という言葉は、小寒に張った氷が大寒に溶けるという意味なので、言葉のイメージとして「大寒」の方が寒く冷たく感じるが、実は「小寒」の方が寒い場合がある。...
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