高清水高原の馬
ところで今朝、高清水へ行ったら、馬が放牧されていた。高清水といえば以前は牛ばかりで、馬は荒川高原のイメージがあった。そういや荒川高原は除染作業で表面を削り取っている為に、放牧できないから高清水に放牧されたんだろうなぁ。
View Article狐と瀬織津比咩(其の十一(結))
こうして瀬織津比咩と狐、そして宇迦御魂命の繋がりが見えてきた。ただ「狐と瀬織津比咩」の冒頭で始まった怪火であり狐火だが、その火が何故に狐の嫁入りと結び付くのか。また何故、狐の嫁入りには雨が降るのか。...
View Articleまちなか妖怪たんけん
開催日 平成25年 6月15日(土) 時間 午後4時~6時 コース 中央通り→新町→大工町 参加費 無料 定員 20名 集合場所 午後4時に「とおの物語の館」 駐車場 備考 小雨決行 申し込み先 遠野文化研究センター 調査研究課 電話 0198-60-2800...
View Article遠野不思議 第七百四十話「夜泣稲荷)」
「夜泣き神様」という愛称で呼ばれた神社がある。赤ん坊が夜泣きする時は、夜中でも拝みに行くと、不思議に夜泣きが止まったという事である。 それがいつしか「夜泣稲荷大明神」という棟札が置かれるようになり、いつしか「夜泣き神様」は「夜泣き稲荷」と呼ばれる様になったという事であるが、何かの神社が後から稲荷神社に合祀されたのであろうか?
View Article瀬織津比咩の祭祀其の二十「早池峯山神社」
個人宅の裏に祀られている早池峯神社。 早池峯山の額があり、正式には早池峰山神社となるのだろうか? 祭神は、当然の事ながら瀬織津比咩である。神社庁に属さなくとも、代々早池峯を祀る家というのはあるものである。
View Article瀬織津比咩の祭祀其の二十一「早池峯神社(正法寺)」
曹洞宗三大本山の一つ、正法寺の裏手に早池峯と呼ばれる山がある。そこに早池峯神社が祀られている。 棟札には早池峯という文字に加え「龍王」が加えられているが、仏教思想に重ねられた為だろう。 そして、ここに来るまでの登山道も整備されている。
View Article「学校の怪談」の発生
漫画「黄昏乙女×アムネジア」のストーリーはある意味学校の七不思議を探るストーリーでもあるが、違和感を覚える。それは学校の敷地内に祠などがあるからだ。学校などの施設に関する規定に「学校の敷地内に特定の宗教施設を有さない。」というのがある。ただこの漫画の場合、今は誰も使用しない旧校舎の隠された場所と云う設定になっているので仕方ないのだろう。...
View Article三本足の猫を見たら死ぬ
今日「岩手民話伝説辞典」が届いた。そして、聞いていた三本足の猫の話を確認した。 「二郷山の池の畔に敦盛草が咲き、その花影に三本足の猫がいて、それを見た人は必ず亡くなる。」...
View Article遠野不思議 第七百四十一話「達曽部の銘木(カツラ)」
中斎に見事に聳え立つ、桂の木がある。 遠目で見れば1本の木かと思ったが、実は二本ならんでの桂の木だった。 樹齢はどちらも300年。樹高もどちらも25mだが、幹周だけが違っていた。ただ根元に豊かな水を湛えており、桂は月の変若水信仰を有する樹木であると、改めて認識した。...
View Article恐怖の瞬間
神社系に興味を持つ人なら体験しているだろうと思う。たまにフト見かける小さな社を見つけると『何を祀っているのだろう?』と、好奇心が頭をもたげる。そこで社の扉を開けて、中を見ようとする…。...
View Article平将門と瀬織津比咩(其の9)
「吾妻鏡」に登場した九本足の奇妙な馬だが源頼朝は「房星の精なり。これを愛するに足らず。今これを千里に却けらる。」として陸奥に放たれたという。房星は房宿で二十八宿の占を調べればこう書いている。 「生れながらにして人を制し、また人に好かれ、頭が切れる。民衆の心を掴み人の上に立つ存在」...
View Article遠野不思議 第七百四十二話「陰陽石(達曽部)」
達曽部の熊野神社境内に祀られている陰陽石。遠野で有名な山崎のコンセイサマもそうだが、こういう自然の造形に貴重性を見出している。 陰陽石の大抵は、陰と陽が独立した形であるのだが、これは陰陽が一体になっている姿である為に、珍重性を見出され祀られたのだろう。
View Article遠野不思議 第七百四十三話「卯子酉神社(下鱒沢)」
ここは下鱒沢になるのだろうか?とにかく、ここにも卯子酉神社がある。ただ御堂内部に「鵜鳥社」という額があったので、恐らく普代村から勧請されたものだろう。遠野の有名な卯子酉神社もまた、普代村から勧請されたものである。...
View Article泥棒を守護する神トイウモノ
大昔に女神あり、三人の娘を伴ひて此高原に来り、今の来内村の伊豆権現の 社にある処に宿りし夜、今夜よき夢を見たらん娘によき山を与ふべしと母の 神の語りて寝たりしに、夜深く天より霊華降りて姉の姫の胸の上に止まりし を、末の姫目覚めて窃かに之を取り、我胸の上に載せたりしかば、終に最も 美しき早池峯の山を得、姉たちは六角牛と石神とを得たり。若き三人の女神...
View Article三女神の夢
大昔に女神あり、三人の娘を伴ひて此高原に来り、今の来内村の伊豆権現の 社にある処に宿りし夜、今夜よき夢を見たらん娘によき山を与ふべしと母の 神の語りて寝たりしに、夜深く天より霊華降りて姉の姫の胸の上に止まりし を、末の姫目覚めて窃かに之を取り、我胸の上に載せたりしかば、終に最も 美しき早池峯の山を得、姉たちは六角牛と石神とを得たり。若き三人の女神...
View Article「遠野物語拾遺43(白い水)」
青笹村の御前の沼は今でもあって、やや白い色を帯びた水が湧くという。 先年この水を風呂にわかして多くの病人を入湯せしめた者がある。大変に よく効くと言うので、毎日参詣人が引きもきらなかった。この評判があま りに高くなったので、遠野から巡査が行って咎め、傍にある小さな祠まで 足蹴にし、さんざん踏みにじって帰った。するとその男は帰る途中で手足...
View Article「遠野物語拾遺45(人の生命を…。)」
これより少し先のこと、この爺が山中でにわかに足腰が立たなくなって、草の 上につっぷしていたところが、この清水が身近に湧き出しているのに気附き、 これを飲みかつ痛む筒処に塗りなどすると、たちまち軀の痛みが去って、気分 さえさっぱりしたと言うのが、この清水の由来であった。松崎村役場の某とい う若者の書記が、こんな馬鹿気たことが今日の世の中にあるものかと言って山...
View Article欠けた月
現代では、月の満ち欠けが一般常識となっているが、古代人が欠けた月を見てどう思うだろうか?例えば丸い餠を食べた様な形だと感じるかもしれない。つまり、何かが噛んで欠けたのだと想像した可能性もあるだろう。月に対し丸い餠を供えるのも、満月と餅を重複させたからだ。それでは、その餅を食べたのは誰か?...
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