
昨夜、ふとまだ仄かに明るい空を見上げると、月がうっすらと広がった雲に沈もうとしていた。綺麗だったので、慌ててカメラを持ち出して撮影してみた。

太陽は朝に東からが昇って、夕方に西へと沈む。しかし月は、昇り沈む方角は同じだけれど、時間帯は推移する。太陽が昇っている時の月は、その存在感が薄い。だからどうしても、月の入りと沈みは、忘れたしまいがちだ。

またこれは太陽も同じだが、雲もない空よりも、雲があった方が、太陽や月の昇り沈みが綺麗に見える。今回の月も、雲が良いアクセントになっていたので普段より綺麗に見えた。脇役と言って良いのかどうかわからないが、雲があるから太陽や月が際立って見える。

そして雲に沈んだ月は、自然にソフトフォーカスがかかったように見える。

とにかく、たまに綺麗な月に出会えると嬉しくなるものである。

