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Channel: 不思議空間「遠野」 -「遠野物語」をwebせよ!-
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稲荷穴や、その他の確認。

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元旦の日、先に盛岡の早池峯神社参拝の後、馬越峠を通って、遠野早池峯神社に参拝する予定だった。その途中、フト去年観光客に言われた言葉が頭を過り、寄り道する事にした。その観光客の言葉とは「稲荷穴が進入禁止になっていました。」というものだった。それを確認する為、少し寄り道してみた。稲荷穴の在る地に湧く水は、日本銘水百選に選ばれており、ポリタンクを持って水を汲みに訪れる人がかなりいたのを覚えている。今回は正月元旦に足を向けてみたが、人気は全く無かった。もしかして稲荷神社もあるので、参拝客でもいるのかと思ったが皆無だった。
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ここの稲荷神社の狐像は、相変わらず怖い顔をしている。
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それで肝心の稲荷穴だが、表面上は何も変わっていないように見えた。
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ただ内部を確認すると、柵が設けられており、施錠がかけられていた。確かに、侵入できなくなっていた。以前は、稲荷穴にも観光客を連れて、内部探検をした事があるのだが、時代と共に行けなくなった場所も、この稲荷穴の様にいくつか出て来ている。これも時代の流れなのだろう。
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ものはついでに、馬越峠を下った途中にある自然石のベットも久々に確認した。薄っすらと、白い雪がシーツ代わりにかけられていた。かなり以前に、アテナというAV会社にこの石の存在を教えたが、撮影したのだろうか?
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稲荷穴を経て、馬越峠の頂から遠野側に下ると、この自然石のベットの他、「目洗い石」、不気味な音を出す「音岩」、「人間蟻地獄」、「河童淵」、他に「遠野物語」に登場する場所や神社などの見どころ多数なのだが、今回気付いたのは、恐らく道路工事の関係だろうが、音岩が無くなっていた。ただしこれらは、遠野観光マップにも掲載されていないものだが、ある意味貴重な場所でもある。自然石のベットも道路工事の関係で、今の場所に移動された経緯がある。馬越峠という名前から、昔は車の通れない峠だったが、今の峠は新道でもある。以前の馬越峠の旧道には、達曽部側に権現岩というのがあり、その岩を拝まないと、普通に通れないなどという言い伝えがあった。自分が中学の頃は途中まで自転車で行き、獣道みたいな峠なので自転車を乗り捨てて、歩いて馬越峠を越えて、稲荷穴まで行った事がある。今では、懐かしい思い出だ。その道程も、今と昔では、かなり変ってしまった。ひして、今後も変わるのだろうか?

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